FIAT500Sは乗っていて最高に楽しいクルマです
街で若い人が乗っているのを見かけるFIAT500
「FIAT500って輸入車で高いんでしょ?」
「輸入車はトラブルが心配」
このような印象があるかと思います。
4年前は「スズキワゴンR」にのりながら私もそんな風に思っていました。
しかし車検で10万円以上の見積もりがきたときにハテこの金額出してこの車を維持したいのかな?と考えるようになってなんのかんのあってFIAT500Sに出会って乗ることになりました。
この記事では
- FIAT500という車について
- FIAT500sのここがイマイチ
- 4年乗っても全然飽きないFiat500sの魅力
についてFiat500オーナーである私がご紹介します。ぜひ見てって下さいね。
FIAT500はこんな車です
イタリアのFIAT(フィアット)社の車です。フィアット社は1899年創業。
フェラーリやマセラッティを擁するフィアットグループを形成していてその中核を担っています。オリジナルのFIAT500は第2次世界大戦のころ誕生。
「映画カリオストロの城」でルパン3世が乗っていたことで有名なのは2代目です。
FIAT500の「500」は排気量です。もともとの排気量は500ccだったのです。
よく聞く「チンクエチェント」はイタリア語の500という数字です。ただの数字すらなんだかオシャレです。
現在の形は4代目。2007年に発表されました。歴代から受け継いだ愛嬌のあるデザインが特徴です。限定モデル・カラーの組み合わせがたくさんあるので自分だけの一台を見つけられます。
FIAT500のマニュアルミッションver.がFIAT500Sです
たくさんある限定モデルの一つがFIAT500Sです。特徴としてはマニュアルミッションで有ることと内装が男性向けであることでしょうか。
エンジンはツインエアといって2気筒の900cc+ターボエンジンです。排気音がポコスカポコスカいってカワイイです。まっすぐ走るしキビキビ曲がるしきっちり止まる。ちゃんとしたクルマです。
FIAT500Sを選んだ4つの理由
- コンパクトカーであること
- ミッションがマニュアル
- デザインに惚れた
- 良い店と出会った
FIAT500を選んだ理由を4つ上げました。
1.コンパクトカーであること
日常使いの用途で車が必要だったので取り回しの良いコンパクトカーが最初の条件でした。
最初の見積もりは軽自動車で200万超えたので視野を広げて考えることにしました。
2.ミッションがマニュアル
正直輸入車は故障が怖いと思っていたので尻込みしていたのですがミッションがマニュアルならオートマよりはトラブルは少ないと聞いたのでミッションを選びました。
それと左手でミッションをガチャガチャやりながら運転したかったのもあります。
3.デザインにほれた
デザインがすばらしいです。外装・内装よい。乗ってよし見てよしです。
4.良い店と出会った
輸入車はトラブルが心配と思っていました。そんな時親身に相談に乗ってくれるお店と出会うことができました。本当に安心しておまかせできると感じています。出会いって大事。
4年乗っても全然飽きないFIAT500Sの8つの魅力
- どこまでもオシャレなのです
- 排気音がカワイイ
- コンパクトカーなのに高速道路も安定して走れる
- 乗れば乗るほど楽しい
- 全然不具合なし(いまのところ)
- 窓を開けて走ると気分良い
- 加速がパワフル
- イベント盛りだくさん
たくさんあるFIAT500には魅力を8つ厳選してご紹介します。
1.どこまでもオシャレなのです
外装・内装もそうですがフロアマットやETCなど小物も洒落てます。外装色に合わせて内装色もかわります。
私のモデルはグレイですが内装のベースカラーはグレイでアクセントカラーは赤です。イタリア人の色のセンスっていいですよね。
2.排気音がカワイイ
ツインエアという2気筒エンジンのアイドリング時の排気音が小型バイクみたいでカワイイです。それでいてアクセルを踏み込むとこれまたいい音なんですよ。
加速も必要十分だし、窓全開で走るとエンジン音が心地良いです。
3.コンパクトカーなのに高速道路も安定して走れる
コンパクトカーのメリットの一つは小回りが効くことですよね。そのかわり車格(車の骨格)が小さい分高速安定性が弱点になりがちです。
FIAT500Sは高速道路に行くと走り味が変化してドッシリする感じがします。コンパクトカーの印象じゃないです。思っていた印象より安心して高速走行できます。
小回りプラス高速安定性能を持っています。コンパクトだけじゃない万能な車です。
4.乗れば乗るほど楽しい
乗れば乗るほど楽しくなります。最近はMT(マニュアルミッション)の車は少なくて慣れてないことが多いですよね。
私は10年以上マニュアル車を運転してなくて不安でしたが、2週間も運転してたら慣れました。あとは楽しくなる一方。だんだん手足のように車を扱える感じになるんです。
5.全然不具合なし(いまのところ)
一般的なお手入れとしてバッテリー交換やタイヤ交換はしましたが特別不具合はないですね。それとバッテリー変えるとエンジンのかかりが良くなったり、添加剤を入れると加速が良くなったりと変化がよく分かります。
不思議な感覚ですが、冬より夏のほうが元気な感じがします。ラテン気質なんですね。
メンテナンスを欠かさないようにして長く乗りたいです。
6.窓を開けて走ると気分良い
とにかく窓を開けて走りたくなります。窓を開けて走るように設計されているかのようです。
外から入ってくるエンジン音が心地良くて風が気持ちイイ。のんびり走ってもアクセルふみこんでも楽しく運転できます。
7.加速がパワフル
加速する感じがス~という感じではなくブワーとパワーが出る感じで加速していきます。スムースというよりもパワフルです。体感でディーゼルエンジンに近い感じです。
8.イベント盛りだくさん
FIAT500オーナーの集いなどがたくさんあります。FIAT500に乗ってなきゃ参加できないです。同じ車に乗るからこその共感や相談ができるイベントです。
歴代のモデルを見れたり家族でゲームに参加したりと休日の楽しみが一つ増えますよ。
FIAT500Sのここがイマイチ 7選
- ツードアでしかもドアが重い
- 後部座席が狭いがトランクはさらに狭い
- スピードメーターがデジタル
- 自動ブレーキ・追従など最新テクノロジーとは無縁
- ガソリンはハイオク
- 車の鍵がデカイ
- ウィンドウのスイッチがセンターにあるのが不便
それぞれ詳しくご紹介します。
1.ツードアでしかもドアが重い
分かっていたことですが前席のみのツードアなので後席に人を乗せる時(たとえばウチの場合は子供)前席をずらして乗り降りするのが不便です。荷物を後ろの席におくのも不便。
ドアがやたらと重くてしかも大きく開いてしまうので駐車場では気を使います。
2.後部座席が狭いがトランクはさらに狭い
後席は狭いです。子供が乗ってちょうどですが頭も低くなっていて大人ではキツイです。4人で乗るとキュウキュウパンパンです。トランクが更に狭くて大きな荷物は乗りませんが買い物カゴとペットボトル2リットル✕6の一箱のせるとパンパンです。
でも後部座席を前に倒して フラットにはならないですがトランクとつなげて広く使うことができます。
3.スピードメーターがデジタル
FIAT500Sはモデルによってアナログのメーターもありますがマニュアルモデルを選んだらデジタル式のスピードメーターです。
完全に好みの問題ですがスピードメーターはアナログ針派なのでデジタル表示は好みではないです。数字でパッと目に入るのは良いのですが車が走っているとずっと数字が変わっているので目がチカチカ。高速道路で3ケタになると余計です。
ずっと凝視しているわけではないのと慣れでまあいいかとは思えますけどスピードメーターはアナログがよかったです。
4.自動ブレーキ・追従など最新テクノロジーとは無縁
このごろの日本車では自動ブレーキやハイブリット、追従など最新テクノロジーがてんこ盛りですよね。そのおかげで価格が上がっているように思えます。便利とは思いますが必要とは思えませんでした。
FIAT500は最新式の技術とは無縁です。いや無縁ではないです。ツインエアエンジンはすごい技術がつめこまれています。
しかし最先端技術としてはアイドリングストップぐらいです。車がアイドリングストップした状態でクラッチを踏むとエンジンがかかります。それくらいで私には十分です。
(※2015年モデルの感想です。)
5.ガソリンはハイオク
輸入車はガソリン車ならコンパクトカーでも高級車でもハイオクです。燃費はそれほど悪くはないです。燃費はリッター16〜18キロです。
ちなみにパワフルモードとエコモードがあってパワフルモードではパワーがでてエコモードではエコで走れます。体感かなり変わります。ボタン一つで切り替えができるので使い分けています。
6.車の鍵がデカイ
車の鍵の存在感がかなりあります。フィアットの開発陣は鍵を小さくしようと思ってないですね。カバンに入れておくとじゃまです。はやりのプッシュスタートでもないです。
ジャックナイフ式でボタンを押すと鍵がスパーンとでてきてその鍵を鍵穴に挿してグルっと回すとエンジンがかかる。なんだかテンションが上がるんですよね。
7.ウィンドウのスイッチがセンターにあるのが不便
窓を全開にして走りたい車ですが窓の開け締めが不便です。
だいたいの日本車はドアのところにウインドウのスイッチがありますよね。
このスイッチがセンターコンソールのナビの下に配置されています。これがシックリこなくてしかも運転席側で一斉(窓2枚分)に閉めることができません。不便!
輸入車を安心して乗る4つのコツ
- 信頼できるディーラー・整備工場を見つけておく
- JAFに入っておく
- キチンと定期点検をしておくこと
- シンプルイズベストです。
誰にでもできる安心して輸入車に乗る4つのコツをご紹介します。
1. 信頼できるディーラー・整備工場を見つけておく
親身になってくれる整備工場があれば安心ですよね?自分で全部整備することはないので安心しておまかせできる人・整備工場が絶対に必要です。
これがなければ私は輸入車を買うことはなかったです。
2. JAFに入っておく
保険としてJAFも入っておけばより安心です。自動車の保険に付帯したロードサービスもありますが、条件によっては使えないこともありえます。JAFではその例外がないです。
年会費4000円ですが毎月色々な店のクーポンが送られてきて自分が使う店とマッチすればお得だし、優待を受けられる店も多いです。
スマホで会員証を持ち歩くことができるデジタル会員証が便利です。
安心のためにJAFをおすすめします。
3. キチンと定期点検をしておくこと
定期点検は欠かさないようにしています。消耗・劣化した部品は期限より早くても替えてしまいます。
痛んできたパーツは他の部分に負担をかけることもあるし不具合の原因になることもあります。
まめに手を入れていれば不具合はないです。(いまのところなし)
4. シンプルイズベストです。
あれこれ機能がついていないほうが壊れにくいです。マニュアルシフトのほうがオートマよりトラブルは少ないと思っています。
当たり前ですけど多機能より壊れにくいのは当然です。
とにかく乗ろうよ!FIAT500
やけ欠点にが多かったように思うのですが欠点が愛嬌にみえちゃうのがFIAT500の魅力であります。車のキホンである走る・曲がる・止まるがキチンとしているし安全性能も高いです。なによりも
- デザインが最高。
- 身近にあれば気分を上げてくれる
- 遠くまでドライブに行きたくなる
結論→乗らない理由がないです!
人を乗せる機会が少ない(又は一人だけ乗せる)・大荷物積まない!という人、車を楽しみたい人におすすめです。
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